俺の、となりにいろ。

「ガチャ」

備品室のドアが開き、入ってきたのは城ノ内主任だった。

今朝の彼の態度を思い出して、控えめに「お疲れ様です」と、カウンターに近づいた。
城ノ内主任はいつもと変わらない、無表情な顔をしていたが、何かを呟いている。
聞き取れなかった私は、首を傾げてみた。


「……俺、お前がそんな人間だったなんて、知らなかったわ…」


ここでようやく城ノ内主任の異変に気づいたが、彼は既にカウンターの内側へと歩いてきた。
その奥の冷たい視線に、ゾクりと背中が冷たくなった。
「城ノ内主任、何を言ってるんですか」
と、彼の様子を窺いながら一歩ずつ後ずさりしていく。
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