俺の、となりにいろ。

毎日カッチリと髪を分けて、ネクタイの歪みもなく、黒系のスーツをシワもなく着こなす。
しかし今は、その前髪は少し乱れて、ネクタイも歪んでいた。

城ノ内主任は、片方の口角を僅かに上げた。

「お前、中年のオヤジが好きなんだってな。七年前のことなんて有名すぎて、箝口令が敷かれてるらしいじゃん?」

「え?」
全く意味の分からない内容に、どうやって返事をすべきか困った。

──というか、いつの間に私は中年オヤジ好きになったのだろう…?

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