俺の、となりにいろ。
「聞いたよ。七年前、宇田支店長が本社勤務の頃に「愛人にしてくれ」って迫ったんだって?宇田支店長の前で脱いで頼んでも相手にしてくれないから、「セクハラされた」と訴えようとしたんだろ?」
───は?
あの事が、全く別の話に変わっていることに、私は唖然とした。
作り話にも程がある。
「あの、その話は誰から聞いたんですか」
「誰だっていいだろ。金持ちな役職者のオヤジたちに甘い声で近づいて抱かせて、いろいろオネダリしたんだってな」
いつもの機械的な口調とは違う、意味不明な話の上に、相手を脅すような言葉遣いに恐怖を感じた。
城ノ内主任はニタニタと不気味な笑みを浮かべている。