クールな騎士団長はママと赤ちゃんを一途に溺愛する
その後リカルドに気になっていたことを幾つか聞いた。

「エルドラ王女を連れて来たのはどうして？」

「強引について来たんだ。リアナに誤解されているのを知らなかったから、厳しく追い払って月光宮で大騒ぎになるより問題ないと思った」

リカルドはそう言いながらリアナの身体を抱き寄せ唇を寄せて来る。

「……バリーを探しちゃダメって言ったのは？」

「嫉妬した。他の男と関わらせたくなかった。狭量だと後悔したが」

リカルドのキスが激しくなる。まるで嫉妬心をぶつけられているようだった。

彼がこんなに独占欲が強かったなんて知らなかった。

「バリーは見つかったの？」

「敵に捕らえられている。手がかりがようやく見つかった」

「本当に？ 助けてもくれるの？」

「ああ、当然だ」

「ありがとう！」

逞しい身体に抱き着くと、軽々と抱き上げられる。

そのままベッドに連れていかれた。

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