クールな騎士団長はママと赤ちゃんを一途に溺愛する
「リカルド様と一緒に、この子の誕生を楽しみに待つことが私の夢だったんです。願いが叶って本当に嬉しい」

リアナの言葉に、リカルドは真摯に答える。

「俺の方が喜んでいるはずだ。大切な家族が増えるのだから、これ以上の幸せはない」

「はい、私も幸せです」

気がかりなことや辛さなど、喜びを前にどこかに行ってしまった。

「俺も、触っていいか?」

「もちろんです」

リアナはリカルドの手を自分の腹部に引き寄せる。

彼の大きな手が恐る恐る撫でる。

まるで赤子に触れるように、優しい手だった。

(凄く幸せ……お腹の子もお父様の存在を感じてきっと喜んでいるわ)

リカルドとの距離が、かつてない程近づいているのを感じていた。

彼の温かさがリアナの体温に馴染んで行くようだった。

何度肌を重ねても得られなかった親しみを実感していた。

(リカルド様が好き……大好き)

そんな気持ちが高まり、声にしたくなる。

そのとき、リカルドが改まった様子で言った。
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