大嫌い、だから恋人になる
外に出るといつの間にか雲が広がってた。青空も見えるけど、太陽は隠れてる。

これから一雨来るかもしれない。これで少しは涼しくなれば良いけど。

空を見上げて見る。この空はどこまでもつながってるなんて言うけど、秋山君とつながってる気は全然しない。まあ仕方ないか。

待ち合わせ場所は、駅前の小さなカフェ。カフェなんて一人で入ったこと無いから、ちょっと緊張する。

でもカフェに着いてそれ以前の問題だってわかった。まさかの臨時休業。なんかもう色々最悪。

相手の男の子の連絡先を知らないから、私は凛ちゃん達に連絡した。
< 304 / 319 >

この作品をシェア

pagetop