モンスターハンタールチフェル
「そうね、じゃあ戻って話を聞くわよ。何でも来いよ!」

 そうしてアレックは後ろを振り向いた時、ラウスが腕組みをしている所からすぐ上の所に、こちらに向かってボウガンを向けている男が目に入った。

「ルチナ危ない!!」

「えっ?!」

 タァァァァァン!!

 アレックはルチナに飛びかかり、そのまま二人は転がって間一髪の所を放たれた弾丸がアレックとルチナを通り過ぎ、甲板に小さな穴を開けた。

「くそ! 不意打ちとは…!」

 ラウスは音が聞こえてきた方を見ると、ちょうど上の階の端っこでボウガンに弾丸を装填中のあの黒い男がいた。

 ラウスは驚くべき跳躍力を発揮し、まるでサルのような身のこなしで上階へと上り詰めた。

「貴様、ずいぶんと卑怯な真似を!」
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