ﾓﾝｽﾀｰﾊﾝﾀｰﾙﾁﾌｪﾙ
「良かった、これで僕も安心して狩りができますよ」

「さぁて、こんな所でグズグズしてられないわよ！　さっさと見つけるもん見つけて、倒すもん倒してこんな寒い場所から帰るわよ！」

　いつも通りのテンションが戻ってきた所で、四人はルチナに続いて冷風吹き荒れる洞窟へと入って行ったのだった。

（やっぱりこうじゃないと調子が出ないもんだな）

　そして中に入ってみると、そこは外とは全く違った異世界が四人の目に飛び込んで来たのだった。

　洞窟の中はまるで氷でできた彫刻の世界だった。

　中央に大きな大空洞が真下に向かって大きく口を開けており、底は真っ暗で何も見えなかった。

　そしてその真上からはこういう所だからこそ見れる、とてつもなく大きなツララが穴に向かって伸びていたのだ。

　その太さと言ったら樹齢何千年にもなる巨木の太さ以上にもなるだろう的なものだったのだ。

　アレックたちはただその光景に見惚れてものも言えない状態になっていた。

「綺麗…」
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表紙・目次

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