ﾓﾝｽﾀｰﾊﾝﾀｰﾙﾁﾌｪﾙ

「……！！　レイン！　大丈夫か？！」

　扉を開けた先には、コップを手にアンのベッドに腰かけてあるレインがいた。

　側でずっと看病をしてくれていたアンは立ち上がると、元はソファーだったものが今はベッドに変身しているそれへと歩いていき、そこに寝ているティナの看病に移った。

「アレック！　ルチナが！　ルチナが！！」

　レインはアレックを見つけるなり、ベッドから飛び上がってコップの水を溢してしまった。

「分かってる、話は聞いたよ。それよりレイン、ちょっと落ち着け」

「ああ、ゴメン！」

　アンはタオルを持ってきてレインの服を拭いてあげた。

「まだ状態が優れないんだから、もうちょっと安静しててね」

「うん、ゴメンなさい……」

　レインは頬を赤らめながらベッドへと戻っていく。