白衣の先生に恋しました。
「んふふ…」


先生がなんだか嬉しそうに笑う声が
後ろから聞こえた。


「先生のバカ…イジワル」


「んふふ。ごめんね?」


「もう、知りません」


「ひーなちゃん」


「…」


「陽奈ちゃん」


「もぉ…反応してくれないと陽奈って
呼ぶよ」


「なっ…//おやすみなさいっ」


布団をサッと被った私。


だけど布団を被ったせいで
一人きりの空間になってしまった。


誰か…安心できる人が居ないとやっぱり
あの光景が頭にフラッシュバックされて…


「…っ…」


手が震えるのを必死に抑える。


< 105 / 425 >

この作品をシェア

pagetop