白衣の先生に恋しました。
「あの…本当にすみませんでした」


俺は手を握りしめながらずっと頭を下げた。


「え?そんな…頭上げてください!」


「本当、すみません…。
謝っても足りないくらいなんですが…」


「先生?とりあえず頭上げてください」


「陽奈ちゃんが気を失うくらいに
痛くて、怖い思いをしたと思うと…」


「先生は何も悪くありませんから…!
逆に、助けて下さって感謝してるんです。
だから謝らないでください」


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