白衣の先生に恋しました。
看護師さんが体温計を持って入ってきた。


「柊さん!落ち着いて〜…
大丈夫だよ。怖くない、怖くないよ」


瞬時に、先生が居た場所に移動して
私の背中をさすってくれる。


「孝……や…だ…」


「ん〜?怖い?大丈夫…大丈夫」


「うでっ…掴ん…だ…からっ…怖い…」


もう、私は腕を掴まれたら怖くなってしまう。


「腕?君、掴んだの?」


「すいません…知らなくて、」


「そっか。うん…大丈夫。
柊さん、ちょっと出る?」


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