白衣の先生に恋しました。
「はい…すみません、泣いちゃって…」


「ううん。ほら、ベッドに座って」


「あ、はい」


先生は陽奈の元へ駆け寄り、
手を優しく引いてベッドに座らせた。


当たり前だけど…
包帯の巻いてない方の腕を引いて。


「寒くない?大丈夫?」


「え、あっ…大丈夫です。」


足元に布団を掛けられた陽奈が、
俺と先生を見る。


「ねぇ…孝」


「ん?」


陽奈に呼ばれて、ベッドの近くまで行く。


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