強すぎる彼女と優しすぎる彼
「なんか、おかしくないか?」
引っ越し作業をしていた龍仁が佳子の異変に気が付いた。

午前に北海道につき、さっそく荷物を開けたり、家具の組み立てをしていた二人。午後になり佳子の肌がやけに赤いことに気が付いた龍仁は手を止めて佳子の肌を見始めた。

「言われてみればかゆいかも」
「じんましんか?」
佳子の肌が全体的に赤くなっている。
「なんか触った感じも熱っぽいかも」
と龍仁は慌てて携帯電話で近くの病院を検索した。

徐々に佳子の元気がなくなっていく。
「横になろうにも布団出してないもんな」
と、龍仁はひとまず自分の上着を床に敷いてその上に佳子を横にさせた。
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