加納欄の受難 シリーズ1 シーズン1
あいつらは何か知ってるはずだ(-.-;)



「欄・・・バカな、こと・・・考えるな、よ。こんなキズ、たいしたこと・・・ねぇんだから・・・指紋、出るまで・・・動くなよ」

 大山先輩は、あたしの考えをよんでいるかのようだった。

「でも、こうしてる間にも高遠先輩が!」

 弱気になりそうになる。



何にも出来ないなんて(-.-;)



「タカは大丈夫さ。死神がついてるんだぜ、あいつには」



ダメじゃん(>_<)



 数分後、救急車が到着して、大山先輩は運ばれた。


 あたしは車に乗って一度、南署に向かうことにした。

 

少しは、状況が変わってるかもしれない。



まだ、お昼か・・・。



 そこへ、無線が入った。

「南署より各移動。南署より各移動。仮板橋川に男性の水死体があるとの通報。至急急行して下さい」

 これで署に帰ることが出来なくなった。

「南001了解」

 無線を切って、指定された場所へ向かった。

 仮板橋川なら、ここからそんなに遠くはなかった。

 パトランプを設置して、アクセルをふかした。

 二人行動の時はほとんど助手席だけど、あたしだって運転くらいはできる。ただ、乱暴なだけだ。

 右へ曲がって、左へ曲がって、無理矢理突っ込んだら仮板橋川についた。

 1番近かったらしくて、まだ誰も来ていないようだった。

 車から降りて川沿いを歩くと、1人の老人が立っていた。

「南署ですけど。通報された方ですか?」

「ちゃんと見たわけじゃぁないんです。怖くて・・・。ただ、人みたいな、足っぽいのが浮いてるんですよ。まだ、そこに引っ掛かって・・・」

そう言って老人は近くの川岸を指さした。

「ここにいて下さい」

 あたしは、ゆっくりその場所に歩いて行った。

 確かに足らしき物が見えた。



何かいる!!



更に近づいた。



足と、胴と・・・人だ!



人形じゃない(>_<)!



 あたしは、更に川に近づき、その人を見た。

 見た瞬間に凍りついた。

「高遠先輩!」

 仰向けに川の中で発見されたのは、探していた高遠先輩だった。


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