加納欄の受難 シリーズ1 シーズン1
「アイツからの伝言だ」



え?



「今夜のカジノ”M”に来るように」



え?



どおして・・・?



師範とカジノ”M”と神田。



繋がりがあるの?



神田は黒龍会とも繋がりがあるかもしれないのに・・・。



「・・・わかりました」

「罠だぞ!」

 大山先輩の言葉が少し尖っていた。

 大山先輩はさっきから不機嫌だった。

「はい・・・。だと思います」

「行くのか?」

「はい」

 そう言った瞬間に、大山先輩に押し倒された。



!!!!!!



??????



 どおして大山先輩に押し倒されたのかわからなかった。

 ただ、大山先輩の両手があたしの肩へ置かれ、その重力に耐えなければならなかった。

「お・・・お、やま・・・せ、先、輩・・・?」

 大山先輩は、ただあたしを無言で見つめるだけだった。

「セ、センパイ・・・。肩が、痛い、ですよ」

 心臓がバクバクしていた。



何か、話さなければ・・・(-_-)



 でも、先輩のいつになく真面目な顔つきを見て、大山先輩の顔を直視できなかった。

 すると大山先輩は、あたしの右肩に置いた手を、あたしの頬の脇の座席に置いた。

 右手はあたしの頬に優しく触れた。



ドキ~ン(>_<)



 と、心臓がさらに高鳴った。

「お、お、せ・・・」

 思考回路がもはや正常ではなくなった。

 パニックに陥って何を喋りたいのかもわかんなくなった。

 頬に触れている指がそのまま下へ伝っていく。



アワワワワ(@_@)



ダ、ダメェ~(>_<)



 体が固まって動けなくなる。

 大山先輩の手が首筋に触れたまま動かない。



センパイィィィ(:_;)



ナンナンデスカァ~~(>_<)



コノテンカイハァァ(@_@)



 あたしは、訳が分からず、ただ目をつぶって大山先輩が首筋から手をどけてくれることを耐えるだけだった。

「欄」

 大山先輩が話しかけてきた。



返事なんて、ムリですぅ(:_;)



返事しますから、手をどけて下さい〜(>_<)



「お前の弱点わかった」




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