運命が紡いだ物語
花side

2回目の席替えで、陽向と離れてしまった・・。

窓側の後ろの席というところはよかったものの、何よりも陽向と離れたのが悲しかった・・。

はぁー

隣の席になった川瀬君は、とても明るい人だけど何か裏の顔があるような気がして
私はちょっと警戒していた。

でも、休み時間になると結愛が毎回来てくれるようになってから私は普段通り過ごせる日々が数日続いた。

そんなある日の昼休み、先生に呼ばれて川瀬君と職員室に行った。

「失礼します。」

職員室を出て私は早く屋上に行きたくて速足で廊下を歩いていた。
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