運命が紡いだ物語
でも、翔大にも言っておきたいことがあった。

「翔大・・。
実は陽向が来てくれる前、川瀬君に告白された・・。」

はぁー

翔大は盛大なため息をついた・・。

「やっぱり・・。」

翔大の意外な反応に私は驚いた。

「陽向と話してたんだ・・。
花は気づいてないだろうけど、川瀬が花のこと好きなんじゃないかって陽向は気づいてたよ。
川瀬は結構チャラくて有名だし・・

それに、俺も陽向に言ってたんだ。
体育祭が終わったくらいに俺の友達から聞いてたから、
川瀬が花に興味を持ってるって・・

だから、二人でいたってことは告白したんじゃないかって陽向が言ってた。

俺も陽向から話を聞いてそう思ってたし・・。」

「川瀬君のこと翔大は知ってたの?」

「あぁ・・。
席替えした時ぐらいから陽向に相談されてたから・・。
あまりにも陽向が不安そうだったから結愛になるべく休み時間は一緒にいてって言ってたんだ・・。」

そうだったんだ・・。

じゃぁ余計に陽向は傷ついてるんじゃ・・。
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