運命が紡いだ物語

「ごめん！
お待たせ！！」

後ろを振り向くと、陽向がいた。

すると、陽向は私の顔を見て少し驚いた表情をして、うつむいた・・。

どうしたんだろう・・。

やっぱり、私には似合わないのかな。

陽向の顔を覗くと・・

陽向の顔は驚くほどに真っ赤だった・・。

「陽向・・？
大丈夫？」

熱でもあるのかと心配になって私は陽向のおでこに触れようと手を伸ばした。

「ちょっと待って・・。」

伸ばした手をつかんだ陽向は、私に向かってそういった。

「そんな上目遣いで見ないで・・。
マジで。
かわいすぎだよ・・。」

自分の顔が見る見るうちに熱くなる・・。

そんなうれしいこと言われたら心臓爆発しちゃうよ・・

結愛。

ありがとう！！

私は心の中で何度も結愛にお礼を言った。