運命が紡いだ物語
「泣かせないでよー・・」

そう言って、泣き出す結愛を見て私ももらい泣き・・。

「私も、花に咲野君と付き合ったって言われたとき、自分のことのようにうれしかった。
花は人より何倍もつらい思いをしてきたから、その分人の倍幸せになってほしい・・。
私こそ、これからもずーーーっとよろしくね。」

「うん!!」

いつか、翔大と結愛が結婚したら、結愛のウエディングドレス姿が見たい。

きっとすごくきれいなんだろうな・・

目の前に座って涙を拭いている結愛を見て私はそんなことを思っていた。

結愛とは一生親友でいられる気がする。

ずっと結愛と他愛もない話をしたいし、ずっと恋バナをしていたい。

いつか・・

結婚しても、お母さんになっても、おばあさんになっても、

結愛とずっと笑っていたいな。

私たちはそのまましばらく話した後それぞれ家へ帰った・・・。
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