幼馴染との正しい距離感
「……ほんと、昔から鈍感だよね
あれだけ毎日さりげなく言葉で伝えても
毎日毎日やりすぎって、自分でも思うくらい
過剰に触れても
つむぎはいつまで経っても気付かない」
どこか呆れたような苦笑の後に
「……ずっと昔から、俺にとってつむぎは
『特別な女の子』だよ」
ほころぶような優しい笑顔。
「…」
………今、なんて言われた?
……ずっと昔から
『特別』?
………こーくんも、私と同じ気持ち?
私とこーくん……両思い?
「…」
言われた言葉が信じられなくて
夢を見てるみたいな感覚になって
固まってしまう。
…。
……むしろ、ほんとに夢を見てるんじゃ…。
「……こーくん、これ夢?」
「…夢かどうか、試してみる?」
現実味が湧かなくて
呆然とこーくんに問いかければ
こーくんは、少し意地悪な笑顔を浮かべて
そのまま
「!」
私の唇を奪った。
「っ」
触れた唇からこーくんの熱を感じる。
「っ、こー……っん」
すぐ離れた唇。
かと思えば、再び塞がれる。
言葉を発するのも拒否するように。
あれだけ毎日さりげなく言葉で伝えても
毎日毎日やりすぎって、自分でも思うくらい
過剰に触れても
つむぎはいつまで経っても気付かない」
どこか呆れたような苦笑の後に
「……ずっと昔から、俺にとってつむぎは
『特別な女の子』だよ」
ほころぶような優しい笑顔。
「…」
………今、なんて言われた?
……ずっと昔から
『特別』?
………こーくんも、私と同じ気持ち?
私とこーくん……両思い?
「…」
言われた言葉が信じられなくて
夢を見てるみたいな感覚になって
固まってしまう。
…。
……むしろ、ほんとに夢を見てるんじゃ…。
「……こーくん、これ夢?」
「…夢かどうか、試してみる?」
現実味が湧かなくて
呆然とこーくんに問いかければ
こーくんは、少し意地悪な笑顔を浮かべて
そのまま
「!」
私の唇を奪った。
「っ」
触れた唇からこーくんの熱を感じる。
「っ、こー……っん」
すぐ離れた唇。
かと思えば、再び塞がれる。
言葉を発するのも拒否するように。