本命同盟
そのころ、クラスで1番背の高かった女の子、山野 優里は先頭をきってみずほをいじめ始めた。


最初はとても些細なことだった。


みずほが失敗をすると、くすくすと笑いをこぼす。


たったそんな小さな行動が大きくクラスを変えてしまった。


少しづつ、だけど確実に
クラスの様子が変わっていく様を私はこの目で見つめていた。


気づけばクラスの雰囲気はよどんだものになっていた。


そして、みずほと仲の良かった子たちが距離をとり始めて、3年の一学期が終わる頃にはみずほは完全に孤立していた。


だけど私はずっとみずほが憧れだった。



何でもできて、かわいくて、でもそれを鼻にかけない優しい子だったから。


1番であることをプライドにしていなかったから。


穏やかで可愛らしい笑顔を向けてくる


そんな女の子だったから


だけど私は傍観者の1人だった。


これはいけないことなのではないか、そう思いながらも、みんながそうだからこれは間違ってないんだと思っていた。

・・・そう思い込ませていた。



だけどそんなある日、私は人生で初めて胸に刺さる後悔をした。
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