本命同盟
「いいなあ、みずほと和馬は一緒に終わるし、直人は委員会入ってないから部活やって終わりでしょ~」


今日帰り一人だ…。


そんな私の心情を察したのか和馬が口を開いた。


「待っててやろうか」

「いやいや、大丈夫。今日スーパー寄って帰るから。」



ホントはいかないけど。


さすがにそんなつもりは全くない。



「一緒に帰りたくなったら言えよ?」


「ほいほい。」



こういう時、和馬は他の男の子とは何かが違うって感じる。


決して自分のためだけに優しさを使わない。



何も言わないけれど、そういう小さなことがうれしく感じるんだ。















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