本命同盟
「…て、いやまてまてっ別に怒られたわけじゃないけどなんか圧を感じたというかっ」



慌てて訂正する。



「なんだ怒られてないのか」

直人が落胆したように言う。



いや、なんでちょっとがっかりしてるんだよ。



「ん?直人君?もしかして私が怒られることを期待してたなんて言わないよね?」



ずいっと直人に詰め寄る。



直人は体をこわばらせて、冷や汗をかいているようだった。



「そ、そんなわけねえだろ・・あはは、りゅーせんに怒られなくてほんっとよかったよなあ、ああはは」



壊れたロボットみたいにカタコトと喋る直人がなんだかおもしろい。



「あ、そう言えばこの前、直人が掃除さぼってたの先生知ってるのかなぁ」



なかば脅しのように言うと、直人はその場に土下座の形になった。







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