本命同盟
窓の外の澄んだ空がまぶしいほど輝いて、


開けられた窓から涼しい風が吹き抜けて、頬を撫でていく。


髪が軽く揺れるのを感じて、まるで物語の主人公にでもなった気分だと、そう思った。



「・・い・・・お・・・おい、」



ぼーっと外を眺めていると何かが聞こえるような気がした。



ばんっ、突然大きな音がして前を向くと先生が私の机の上に手を置いていた。



「おい、篠原聞いてんのか、あ?」



ギシギシと音を立てるようにゆっくりと先生の顔を見つめる。


あ、あれぇ、おかしいなあ・・・あはは



なんで先生がここにいんの!?


プチパニック状態の私。



蛇ににらまれたカエルだっけか・・・あれだ。



「あ?ホームルーム中にお前は何やっとんだ?」



やばいやばいやばい、怒られる・・


つんだーーーーっ



え、待って?



ホントに私なにもしてないですよ?



外を眺めてちょっとお空に飛んでたと言いますか、ええ、ほんとに。
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