本命同盟
私、何かしただろうか。


はたと考えて、朝の出来事を思い出した。


まずい、みんながいる前で呼び出されたら否が応でも行かなければならない。



しかし、怒られるのも怖すぎる。



「おい、篠原、放課後職員室に来い。」



ほら来た




冷や汗を流しながら、たどたどしく口を開く。



「・・・す、すいません。今日はちょーっと用事があって。」



ちらりと先生の顔を垣間見る。



「あ?」


先生の眉間にしわが寄る。



鋭い眼光が私を見つめて離さない。



クラス中の視線が集まっているのを感じる。
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