本命同盟
あと三年、待てばこの息苦しい毎日が少しは変わるんだろうか。



「そこに座れ。」


始めてきた生徒指導室は、思ったよりも生活感のある畳の部屋だった。



珍しいなと思いつつ、先生の向かいに腰を下ろした。



早く家に帰りたい。



先生がいつもと変わらない表情で口を開いた。



「篠原、三者面談、保護者は来れないのか。」



ド直球な質問をしますね・・。



「だから、私の三者面談は行わなくていいです。」



根ほり葉ほりと聞かれるのが嫌でもう帰りたい



「家に、篠原を見てくれてる人はいるのか。」



どうして先生にそんなことを言わなくちゃいけないんだろうか。




「どうして先生に言わなきゃいけないんですか。私の生活がどうとか関係ないじゃないですか。」



「関係あるに決まってるだろ。お前は俺の生徒だ。」



どうせ、きれいごと。


大人が一番得意な、口先だけ。


それか、体裁を守るためのアリバイ作り。



「そうですか。でも、先生にいうことなんてないので。」


失礼します。


そう言って立ち上がってドアに手をかけた。


「篠原」


先生が私を引き留めた。


一瞬、動きがとまる。















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