本命同盟
「俺たちは勉強を教えるだけの存在じゃないんだ。学校という狭い世界の中で唯一お前達が知らない先の人生を生き、その経験を学びという形で示して先達する。それが俺たちのような”先生”という仕事だ。


そして篠原、お前は今、俺の生徒だ。


俺の生徒である以上、俺がお前の力になることを約束する。




俺は先生として、お前の人生の前に立ってできる限りの経験を示す。



篠原にとって不安であったり、重たい気持ちを抱えているのだとしたらそれはこの先もお前についてまわる人生の軸として存在していくことになるんだ。


それがいいものになるのかわるいものになるのかは分からないが、俺はそれが篠原の中で何かを変えてくれるものになるように手助けしたいと思っているし、そうでなかったとしても俺は先生として篠原の幸せを願っている。






俺とお前が先生と生徒としている以上、俺はお前の前に立ち続ける。


そして、お前が嫌でも俺がお前の手を離すことはない。


それだけは覚えておけ。」




< 91 / 95 >

この作品をシェア

pagetop