二人を繋ぐ愛の歌
「同じ職業をしている以上、家族と言っても人目に触れないように楽曲を管理しているのは陽人も分かっているし、やっている。
それに、俺も陽人も仕事が忙しくて家で会うことは殆どない。
だから別に家を出て作業をする理由はないはずだ」
「じゃあ、陽人が家に来たのって……」
「嘘をついてでも君と一緒の時を過ごしたかった。
それだけだろう」
「っ……!!」
勇人の率直な意見に沙弓は赤くなるとそのままテーブルに突っ伏した。
ここにきて陽人が同棲を申し込んできた理由が嘘だったのも衝撃的だったが、その理由を陽人の実の父親である勇人に淡々と、そしてストレートに言われたらあまりの恥ずかしさに耐えきれなくなってしまった。
「……さすが朝陽君の性格を受け継いだだけあって策士だな……」
「は、陽人がごめんなさい……」
「そしてさすが勇人の息子だけあって愛情表現が半端ない……」
「か、重ね重ね陽人がごめんなさい……」
拓也の感心しているような呆れているような声色と陽菜の焦ってただ平謝りしている様子に沙弓は顔を上げれないまま、大丈夫です……。と力なく応えた。
今度陽人に会ったらどうしてくれようかと回らない頭で必死に考えるも、やはり何も思い浮かばなかった。
それに、俺も陽人も仕事が忙しくて家で会うことは殆どない。
だから別に家を出て作業をする理由はないはずだ」
「じゃあ、陽人が家に来たのって……」
「嘘をついてでも君と一緒の時を過ごしたかった。
それだけだろう」
「っ……!!」
勇人の率直な意見に沙弓は赤くなるとそのままテーブルに突っ伏した。
ここにきて陽人が同棲を申し込んできた理由が嘘だったのも衝撃的だったが、その理由を陽人の実の父親である勇人に淡々と、そしてストレートに言われたらあまりの恥ずかしさに耐えきれなくなってしまった。
「……さすが朝陽君の性格を受け継いだだけあって策士だな……」
「は、陽人がごめんなさい……」
「そしてさすが勇人の息子だけあって愛情表現が半端ない……」
「か、重ね重ね陽人がごめんなさい……」
拓也の感心しているような呆れているような声色と陽菜の焦ってただ平謝りしている様子に沙弓は顔を上げれないまま、大丈夫です……。と力なく応えた。
今度陽人に会ったらどうしてくれようかと回らない頭で必死に考えるも、やはり何も思い浮かばなかった。