冬の王子様の想い人
「上手くいったのね?」
「おかげさまで。協力ありがとう、日村」
満足そうに口角を上げて言い、私の髪に小さくキスを落とす。
その甘い仕草に親友は溜め息を吐く。
「……ナナを泣かせないでよ」
「もちろん」
そのひと言に親友がどんな気持ちで時間を作り、心配してくれていたのかを思い知る。
「ありがとう、梨乃」
万感の思いをこめて伝えると嬉しそうな表情を見せてくれた。
「ふたりは付き合うのよね?」
「もちろん。俺は既に付き合っているつもだったんだけど」
腰に回した腕を離した彼に肩をグッと抱き寄せられる。
もう、本当にさっきからくっつきすぎだし、なにか理解不能な台詞が言われている。
離れようと抵抗するとさらに引き寄せられる。
「……さすがの独占欲ね。ごめん、無駄な質問をしたわ。ナナもそれでいいのよね?」
半ば呆れながら確認され、目を見返してしっかり頷くと親友は優しく口元を綻ばせた。
「せっかく晴れて恋人になったんだし、この際きちんと名前で呼んでもらったら?」
「ナナの名前って……ナナミだろ?」
「おかげさまで。協力ありがとう、日村」
満足そうに口角を上げて言い、私の髪に小さくキスを落とす。
その甘い仕草に親友は溜め息を吐く。
「……ナナを泣かせないでよ」
「もちろん」
そのひと言に親友がどんな気持ちで時間を作り、心配してくれていたのかを思い知る。
「ありがとう、梨乃」
万感の思いをこめて伝えると嬉しそうな表情を見せてくれた。
「ふたりは付き合うのよね?」
「もちろん。俺は既に付き合っているつもだったんだけど」
腰に回した腕を離した彼に肩をグッと抱き寄せられる。
もう、本当にさっきからくっつきすぎだし、なにか理解不能な台詞が言われている。
離れようと抵抗するとさらに引き寄せられる。
「……さすがの独占欲ね。ごめん、無駄な質問をしたわ。ナナもそれでいいのよね?」
半ば呆れながら確認され、目を見返してしっかり頷くと親友は優しく口元を綻ばせた。
「せっかく晴れて恋人になったんだし、この際きちんと名前で呼んでもらったら?」
「ナナの名前って……ナナミだろ?」