花とバスケと浴衣と
類先輩には電話をかける勇気がなかったので、ラインでメッセージを送った。
「さっきは突然走って帰ってしまってすみませんでした。ちょっと自分の取った行動が恥ずかしくて、逃げちゃいました。ごめんなさい。でも、類先輩と一緒にコンテストに出るのはホントに楽しみにしてます。」
送ってから、今日の試合の感想を書くのを忘れたことを思い出し、慌てて付け加えて送った。
「今日の試合、見に行って良かったです。類先輩もミマもすごくカッコ良かったです。また試合があったら応援に行くので教えてください。」
しばらく既読がつかないことに、少しホッとしながら、千花はお風呂に入り、類先輩の隣に並んでも文句を言われないように、いつもよりも肌のお手入れに時間をかけた。類先輩からの着信と、メッセージが届いていることに気がついたのは、2時間以上経った後だった。
「今日はごめん。オレのせいで、いっぱい嫌な思いさせたね。千花ちゃんが走って逃げたのを見て、ミマちゃんを思い出したよ。コンテスト、オレも楽しみになってきた。差し入れの檸檬美味しかったよ。皆に食べられてちょっとしか残ってなかったけど…。また今度作ってね。オレのせいで何か嫌がらせを受けることがあったら、すぐに教えて欲しい。知らないのが一番キツイから。千花ちゃんのこと、ちゃんと守るからね。今日はゴメン。これからもよろしく。おやすみ。」
メッセージを読んで千花は、また涙が滲みそうだった。どこまでも優しい類先輩。惹かれないなんて無理だ。でもこの気持ちにはちゃんと蓋をしなきゃいけない。少なくとも後15日は類先輩に合わせて、彼女役を演じ切らなければ…。千花は
「ありがとうございます。おやすみなさい。」とだけ返事をした。
「さっきは突然走って帰ってしまってすみませんでした。ちょっと自分の取った行動が恥ずかしくて、逃げちゃいました。ごめんなさい。でも、類先輩と一緒にコンテストに出るのはホントに楽しみにしてます。」
送ってから、今日の試合の感想を書くのを忘れたことを思い出し、慌てて付け加えて送った。
「今日の試合、見に行って良かったです。類先輩もミマもすごくカッコ良かったです。また試合があったら応援に行くので教えてください。」
しばらく既読がつかないことに、少しホッとしながら、千花はお風呂に入り、類先輩の隣に並んでも文句を言われないように、いつもよりも肌のお手入れに時間をかけた。類先輩からの着信と、メッセージが届いていることに気がついたのは、2時間以上経った後だった。
「今日はごめん。オレのせいで、いっぱい嫌な思いさせたね。千花ちゃんが走って逃げたのを見て、ミマちゃんを思い出したよ。コンテスト、オレも楽しみになってきた。差し入れの檸檬美味しかったよ。皆に食べられてちょっとしか残ってなかったけど…。また今度作ってね。オレのせいで何か嫌がらせを受けることがあったら、すぐに教えて欲しい。知らないのが一番キツイから。千花ちゃんのこと、ちゃんと守るからね。今日はゴメン。これからもよろしく。おやすみ。」
メッセージを読んで千花は、また涙が滲みそうだった。どこまでも優しい類先輩。惹かれないなんて無理だ。でもこの気持ちにはちゃんと蓋をしなきゃいけない。少なくとも後15日は類先輩に合わせて、彼女役を演じ切らなければ…。千花は
「ありがとうございます。おやすみなさい。」とだけ返事をした。