花とバスケと浴衣と
翌朝、お気に入りのシャツワンピースにいつもより高めのミュールを合わせて出かけた。待ち合わせの駅に着くと今日もカッコイイ類先輩が手を振って迎えてくれた。
「おはよ。」
「おはようございます。」
「そのワンピース可愛いね。」
「ありがとうございます。」
「行こっか。」
「はい。」
和雑貨の店には、イマイチ気にいる物が見つからず、デパートへ移動した。手を繋いで歩いていると、
「何か、今日千花ちゃんいつもより大きくない?」と類先輩が言った。
「このミュールいつもより少しヒールが高いんです。」
「やっぱりそうだよね?なんかいつもと違うから。」
「すみません。」
「謝らなくていいよ。この方がキスしやすそうだし。」
「え?」驚いた声を千花が出すと、
「ゴメン。今のは忘れて。」と類先輩はポリポリと頭を掻いた。何て冗談だと思いながら、千花が笑うと、類先輩も笑った。食器売場について、千花は色鮮やかなマムの描かれた急須と5脚の湯呑みがセットになったものを見つけた。
「かわいい。」千花が手にとった湯呑みには1色ずつ違った色のマムが描かれている。
「これってこの間千花ちゃんが持ってきてくれたお花と同じ?」
「そうです。」
「じゃぁこれにしよう。きっと喜んでくれるよ。」千花も賛成し、購入してラッピングをしてもらった。買い物が済むと類先輩のオススメの中華ランチにいった。
「麻婆豆腐がオススメなんだ。」と言われて、この間言っていたお店だな、と千花は思った。こうやって一つ一つ約束を守ってくれることが千花は嬉しかった。同時に今日で終わりなんだなという現実を突きつけられた気がして、少し胸が痛かった。麻婆豆腐は確かに美味しかった。汗をかきながらも美味しそうに食べる類先輩にナフキンを渡しながら、千花は
「類先輩、すごい汗。」と笑った。
「辛いもの食べるとすぐ汗出るんだよね。千花ちゃんは全然変わらないね。」
「運動してないからあんまり代謝がよくないんですよね、きっと。」
「そっか。運動苦手って言ってたもんね。」
「球技も走るのも苦手です。」
「水泳は?」
「泳げなくはないです。他の体育よりは好きでしたけど。」
「じゃぁ今度一緒に海にでも行く?」
「海?」
「千花ちゃんの運動不足解消に、一緒に泳ぎに行こうよ。」
「海で泳ぐ自信ないです。」
「海水のほうが浮きやすいらしいしさ。また考えといて。」
「わかりました。」
「おはよ。」
「おはようございます。」
「そのワンピース可愛いね。」
「ありがとうございます。」
「行こっか。」
「はい。」
和雑貨の店には、イマイチ気にいる物が見つからず、デパートへ移動した。手を繋いで歩いていると、
「何か、今日千花ちゃんいつもより大きくない?」と類先輩が言った。
「このミュールいつもより少しヒールが高いんです。」
「やっぱりそうだよね?なんかいつもと違うから。」
「すみません。」
「謝らなくていいよ。この方がキスしやすそうだし。」
「え?」驚いた声を千花が出すと、
「ゴメン。今のは忘れて。」と類先輩はポリポリと頭を掻いた。何て冗談だと思いながら、千花が笑うと、類先輩も笑った。食器売場について、千花は色鮮やかなマムの描かれた急須と5脚の湯呑みがセットになったものを見つけた。
「かわいい。」千花が手にとった湯呑みには1色ずつ違った色のマムが描かれている。
「これってこの間千花ちゃんが持ってきてくれたお花と同じ?」
「そうです。」
「じゃぁこれにしよう。きっと喜んでくれるよ。」千花も賛成し、購入してラッピングをしてもらった。買い物が済むと類先輩のオススメの中華ランチにいった。
「麻婆豆腐がオススメなんだ。」と言われて、この間言っていたお店だな、と千花は思った。こうやって一つ一つ約束を守ってくれることが千花は嬉しかった。同時に今日で終わりなんだなという現実を突きつけられた気がして、少し胸が痛かった。麻婆豆腐は確かに美味しかった。汗をかきながらも美味しそうに食べる類先輩にナフキンを渡しながら、千花は
「類先輩、すごい汗。」と笑った。
「辛いもの食べるとすぐ汗出るんだよね。千花ちゃんは全然変わらないね。」
「運動してないからあんまり代謝がよくないんですよね、きっと。」
「そっか。運動苦手って言ってたもんね。」
「球技も走るのも苦手です。」
「水泳は?」
「泳げなくはないです。他の体育よりは好きでしたけど。」
「じゃぁ今度一緒に海にでも行く?」
「海?」
「千花ちゃんの運動不足解消に、一緒に泳ぎに行こうよ。」
「海で泳ぐ自信ないです。」
「海水のほうが浮きやすいらしいしさ。また考えといて。」
「わかりました。」