1つの勇気
桜が咲く季節、まだ大きめの制服と
買ったばかりの新品のランドセルは
日に照らされて反射し光っていた
まだ大きめのランドセルを音を鳴らしながら
何処かに向かって走っていた、
1人の少年がいました。その子にとっては、
この日がとても楽しみで仕方なかった、
小学校の入学式でした。
少年は笑顔で母親に言っていました。
「僕、学校頑張る!!」
そう少年が言うと、母親は少し微笑み
少年の頭を撫でながら
「頑張ってね」
その言葉に少年はまた笑顔し大きく頷いた
次の日から
小学校生活が始まり、早速少年は
隣の席の子と仲が良くなった
その子はあとから出てくる幼馴染みである。
初めての友達もできて少年はとても
学校が楽しいと感じていました。
でもある日、少年は突然クラスの少女に
腕を抓られた、少年はワケも分からない
分かるはずもない、抓るのに理由なんて
なかったのだから、少年は大人しかったのもあり
何されても、何も言えず耐えていた
それも、長くは続かなく すぐ先生にバレた
少女はふてくされながら少年には謝った
少年は 「もういいよ」そう呟いた

少年は思った

「なんで僕だったの…。」

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