再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛~

「あの、お腹大丈夫ですか?」

お腹が大きいのにずっと社内を案内してもらっていたので気になっていた。

「大丈夫よ。心配してくれてありがとう。病気じゃないんだし、少しは歩いた方がいいからね。それにみんな過保護だからすぐに椅子に座れって言ってうるさかったでしょ」

確かに私が社員の人と話している時、周りの人は緑さんに椅子に座るように促していた。
あだ名や名前で呼びあったりして、みんな仲がいいんだなというのがうかがえた。
同時に私はその中に入っていけるんだろうかという不安も芽生えた。
そんな私の気持ちを読み取ったのか、緑さんは柔らかく笑う。

「そんな不安そうな顔しないで。みんな美桜ちゃんに構いたくてウズウズしてるのよ」

「どういうことですか?」

「最初だし、あまりグイグイ話しかけて美桜ちゃんに引かれるのが嫌だからみんな猫被ってるの。それがおかしくて何度も笑いそうになったわ。歓迎会して交流を深めたいってみんな口を揃えて言うの。ホント気が早いんだから」

緑さんは思い出し笑いをする。
そんな風に言ってもらえてよかった。

私も早くみんなに溶け込めるように積極的に挨拶していこう。
総菜屋でレジをやっていたので、人と話すことは好きな方だ。

「それじゃ、一度社長室に戻りましょう。お昼はきっと社長が美味しい店に連れていってくれると思うから」

私は緑さんと共に社長室に戻った。
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