再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛~

「じゃあ、明日からよろしくね」

「はい。今日はありがとうございました」

社長にお礼を言って私はデザイン事務所を後にした。

お昼は社長と緑さんと一緒に『エリクレール・ローザ』というフレンチのお店に行った。
フレンチといってもカジュアルな感じでそんなにハードルは高くなかった。

ガラス張りの開放的な空間で、ダウンライトがオシャレな雰囲気を演出していた。
座り心地のいいソファ席やテーブル席が充実していて、インテリアや照明に凝っていた。
もちろん、料理も美味しかった。

帰る間際に『エリクレール・ローザ』は副社長が手掛けたお店だということを知った。
やっぱりデキる人なんだと再認識した。

お昼ご飯をごちそうになり、お腹が一杯だ。
前菜からデザートまで残さず食べたので、苦しいのなんのって。
食後の運動がてら、バス停までのんびりと歩いた。

行きはテツと車で一緒に来たけど、帰りは別だ。
テツは送るから帰る前に連絡しろって言ってたけど、仕事中なのに申し訳ない。

自分で調べたら、デザイン事務所からテツのマンションまではバスで通えることが分かった。
事務所から少し歩いた場所にバス停がある。
そこに止まるバスに乗れば、テツのマンションの近くにあるバス停まで行ける。

時刻表を見ると、あと五分でバスが来る。
これを見れば明日からのバスの来る時間が分かるので、時刻表の写メを撮った。
ほどなくしてバスが止まり、それに乗り込んだ。
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