願い婚~幸せであるように~
付き合っていたことは過去のことと、割り切っているから気軽に誘い、応じてしまったのかもしれない。
でも、ふたりの関係を知っている人が見たら、疑念を抱くだろう。現にすみれは疑った。小橋さんは自分の行動が軽率だったと気付いて謝罪してくれた。
幸樹さんも。
「いや、俺も深く考えないで応じてしまったのが悪い。和花、不安になったよな? ごめん」
「ううん。幸樹さんのこと、信じているから……」
気にしていないと言いたいけど、信じていると言いながらも声のトーンが低くなる。不安になったのは確かだ。彼のことを信じていても、仲良さそうなふたりを見るのは嫌だった。
小橋さんは私の知らない幸樹さんを知っているような気がして。
過去のことだと言われて納得出来ても、親密な感じだったから、嫉妬してしまう。俯き加減になる私の頬を幸樹さんの手が触れた。その手に導かれるように彼を見る。
「和花、我慢しないで」
「そうよ、和花。言いたいことを我慢しちゃダメ。嫌なことは嫌だと言わないと」
「我慢?」
幸樹さんとすみれを交互に見る。幸樹さんは心配そうな顔をしていて、すみれはちょっと怒った顔をしているが、すみれも心配してる。
でも、ふたりの関係を知っている人が見たら、疑念を抱くだろう。現にすみれは疑った。小橋さんは自分の行動が軽率だったと気付いて謝罪してくれた。
幸樹さんも。
「いや、俺も深く考えないで応じてしまったのが悪い。和花、不安になったよな? ごめん」
「ううん。幸樹さんのこと、信じているから……」
気にしていないと言いたいけど、信じていると言いながらも声のトーンが低くなる。不安になったのは確かだ。彼のことを信じていても、仲良さそうなふたりを見るのは嫌だった。
小橋さんは私の知らない幸樹さんを知っているような気がして。
過去のことだと言われて納得出来ても、親密な感じだったから、嫉妬してしまう。俯き加減になる私の頬を幸樹さんの手が触れた。その手に導かれるように彼を見る。
「和花、我慢しないで」
「そうよ、和花。言いたいことを我慢しちゃダメ。嫌なことは嫌だと言わないと」
「我慢?」
幸樹さんとすみれを交互に見る。幸樹さんは心配そうな顔をしていて、すみれはちょっと怒った顔をしているが、すみれも心配してる。