ママの手料理
その瞬間。
『わっ!』
無線機から、今起きたばかりと思われる中森さんの素っ頓狂な声が聞こえた。
(琥珀さん、怖……)
私は初めて彼に会った時から感じているその言葉を心の中で呟き、
「琥珀さん、お疲れ様でーす!あ、丸谷さんもおはようございます!」
窓を開けて明るく挨拶をした中森さんに向かって歩みを進めた。
「じゃあ出発しますね」
昨日と同じく助手席に座った私は、運転席に居る中森さんの声を聞きながら窓の外に顔を向けた。
「いやー、それにしても遅かったですね琥珀さん。暇過ぎて、私寝ちゃいましたよ!琥珀さんも今日また捜査行くんですから、ちゃんと睡眠とって下さ………あれ、もう寝てる」
(え?)
後部座席を覗き込むと、右手をポケットに突っ込んだまま目を瞑る琥珀さんの寝顔が目に入った。
まつ毛が長くて鼻が高くて、何となく格好良いなと思ってしまうのは気のせいではないだろう。
「琥珀さん、黙ってる分には構わないんですけどね…。丸谷さんも思いませんか?琥珀さんの口が悪いって」
中森さんの口調は落ち着いていて、芯のある声だ。
「あー、…少しだけ思います」
私は、まだ琥珀さんの方を見ながら小さな声で答えた。
『わっ!』
無線機から、今起きたばかりと思われる中森さんの素っ頓狂な声が聞こえた。
(琥珀さん、怖……)
私は初めて彼に会った時から感じているその言葉を心の中で呟き、
「琥珀さん、お疲れ様でーす!あ、丸谷さんもおはようございます!」
窓を開けて明るく挨拶をした中森さんに向かって歩みを進めた。
「じゃあ出発しますね」
昨日と同じく助手席に座った私は、運転席に居る中森さんの声を聞きながら窓の外に顔を向けた。
「いやー、それにしても遅かったですね琥珀さん。暇過ぎて、私寝ちゃいましたよ!琥珀さんも今日また捜査行くんですから、ちゃんと睡眠とって下さ………あれ、もう寝てる」
(え?)
後部座席を覗き込むと、右手をポケットに突っ込んだまま目を瞑る琥珀さんの寝顔が目に入った。
まつ毛が長くて鼻が高くて、何となく格好良いなと思ってしまうのは気のせいではないだろう。
「琥珀さん、黙ってる分には構わないんですけどね…。丸谷さんも思いませんか?琥珀さんの口が悪いって」
中森さんの口調は落ち着いていて、芯のある声だ。
「あー、…少しだけ思います」
私は、まだ琥珀さんの方を見ながら小さな声で答えた。