ママの手料理
いつもは何があっても声色が一定なのに、台詞の後にビックリマークが似合いそうな程興奮しているサイコパスと、彼に対して不必要な宣戦布告を叩きつけたお調子者の大也の燃え上がるやる気ー殺る気ーとテンションの高さは健在だった。



そして、mirageは最後の計画確認の中で何度も何度もシュミレーションを行っていた。


銀ちゃんが6階と7階のパスワードを解こうと必死でパソコンを操作している間、伊織はOASISの幹部やボスに関する情報を改めて洗いざらい私達に伝えてくれた。


「OASISの幹部は、全員本名ではなくギリシャ文字のアルファベットになぞらえて呼ばれてる。12人いる中で1番強い奴がAのアルファ、その次に強い奴がBのベータ…みたいな感じでね。だからもしOASISがそういう名前を誰かに対して言ったら、その誰かが幹部ってことだから遠慮せずに倒して欲しい」


昨日からノートに明日の流れについてメモを取っていた私は、もちろんその事についても書き加えた。


そして、明日OASISの本部に向かう時は壱さんが現れて盗みを働くらしく、早々に用無しとなった仁さんはお昼頃から双子の弟に自分の身体を使用する権利を委ねていた。


そうこうしている間に夜になり、笑美さん手作りの焼きうどんを食べた後。


「大也さん、一緒にゲームしませんか?」
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