へたれライオン 卒業します
次の日学校にいくと
高杉くんと咲姫さんの回りに
人だかりができていた
「咲姫と尊くん、どっちから告白したの?」
聞きたくないと思えば思うほど
声が耳に入ってくる
「みー君からだよね!」
そっかぁ
やっぱり高杉くんは
前から咲姫さんが好きだったんだね
私も早く
高杉くんのこと諦めなきゃ
そんな風に思いながら
教科書を机の中にしまおうとした時
「え??」
机の中に置きっぱなしにしていた
歴史の教科書表紙が
切り刻まれていた
中をペラペラめくると
『お前の体育のときの
着替えの動画を撮影した
今日、ネットにばらまこうと思う
もちろん
お前の名前も公表する
それが嫌なら
昼休みに視聴覚室へ来い
誰かに話せば
その時点でネットにばらまく』
・・・・
なにこれ・・・・
嘘だよね・・・・
どうしよう・・・
本当にネットに流されたらと思うと
恐ろしくて恐ろしくて・・・
午前中は
その事ばかり考えていて
とうとうお昼休みになってしまった
その時
「春名さん、大丈夫?
顔色悪いけど?」
高杉くんの親友の奏多くんが
私を心配してくれていた
「だ、大丈夫
ちょっと頭が痛いだけだから」
このことは誰にもばれるわけにはいかない
奏多くんに今できる最大限の笑顔を返し
私は視聴覚室へ向かった
高杉くんと咲姫さんの回りに
人だかりができていた
「咲姫と尊くん、どっちから告白したの?」
聞きたくないと思えば思うほど
声が耳に入ってくる
「みー君からだよね!」
そっかぁ
やっぱり高杉くんは
前から咲姫さんが好きだったんだね
私も早く
高杉くんのこと諦めなきゃ
そんな風に思いながら
教科書を机の中にしまおうとした時
「え??」
机の中に置きっぱなしにしていた
歴史の教科書表紙が
切り刻まれていた
中をペラペラめくると
『お前の体育のときの
着替えの動画を撮影した
今日、ネットにばらまこうと思う
もちろん
お前の名前も公表する
それが嫌なら
昼休みに視聴覚室へ来い
誰かに話せば
その時点でネットにばらまく』
・・・・
なにこれ・・・・
嘘だよね・・・・
どうしよう・・・
本当にネットに流されたらと思うと
恐ろしくて恐ろしくて・・・
午前中は
その事ばかり考えていて
とうとうお昼休みになってしまった
その時
「春名さん、大丈夫?
顔色悪いけど?」
高杉くんの親友の奏多くんが
私を心配してくれていた
「だ、大丈夫
ちょっと頭が痛いだけだから」
このことは誰にもばれるわけにはいかない
奏多くんに今できる最大限の笑顔を返し
私は視聴覚室へ向かった