香りであなたを癒やします ー 王太子殿下、マッサージはいかがですか?
アレン……怒ってるよね?
でも……私がいなくなってエマ王女と結婚出来るって思ってるかも。
そう考えたら悲しくなった。
床に座り込み、壁に寄りかかる。
「……疲れ……た」
力尽きたせいか、頭がボーッとしてきて、そのまま意識を失った。



チュン、チュンと小鳥の声が聞こえてきてハッと目が覚めた。
気づけばベッドの上。
そして、横にはルーカス!?
「やあ、おはよう、クルミちゃん」
「……お、おはよう……ございます」
なんとか挨拶を返すが、頭の中はパニックだった。
ど、ど、どうしてルーカスと同衾してるの〜!
すぐに自分の着衣を確認するが、ドレスのまま。
ルーカスの方も服を着ている。
それを見てホッとした。
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