香りであなたを癒やします ー 王太子殿下、マッサージはいかがですか?
「俺たちの後に、騎士団の連中に浴場を開放する。皆軽い火傷を負っているからな」
「では、私はみなさんの後で」と申し出るが、あっさり却下された。
「クルミが入った後じゃないと、他の連中が入るのを拒否する。諦めろ」
ハハッと笑うアレンの背中を穴が開きそうなほどジーッと睨みつける。
ネロが私達のあとをついて来ていて、アレンが浴場の扉の前でネロに命じた。
「お前はここで待ってろ」
ストンと扉の前で座り込むネロ。
ネロも一緒がいいなあ。
そう思う私を床に下ろしてアレンが言った。
「ネロも一応オスだからな。クルミの裸は見せたくない」
……オスなんだあ。
子猫なら全然平気だけど、ネロくらいの大きさだと、立ったら私より大きいし……。
裸見られるのは動物と言えどもなんだか恥ずかしい。
うん、扉の前で待っててもらった方がいいかも。
「では、私はみなさんの後で」と申し出るが、あっさり却下された。
「クルミが入った後じゃないと、他の連中が入るのを拒否する。諦めろ」
ハハッと笑うアレンの背中を穴が開きそうなほどジーッと睨みつける。
ネロが私達のあとをついて来ていて、アレンが浴場の扉の前でネロに命じた。
「お前はここで待ってろ」
ストンと扉の前で座り込むネロ。
ネロも一緒がいいなあ。
そう思う私を床に下ろしてアレンが言った。
「ネロも一応オスだからな。クルミの裸は見せたくない」
……オスなんだあ。
子猫なら全然平気だけど、ネロくらいの大きさだと、立ったら私より大きいし……。
裸見られるのは動物と言えどもなんだか恥ずかしい。
うん、扉の前で待っててもらった方がいいかも。