足立古書堂 謎目録
「……そうだなあ」

足立は頬杖をついたままだ。

どことなくつまらなそうにも見える。

「呪いを解く方法は一つだけ」

「えっ……な、なんですか?」

ぱっと顔を上げた彼に、足立がやる視線は温かみのないものだった。

「『その子』の味方になってあげな。周りの子にもそう言って。そうしなきゃ、呪いはずっと、君を苦しめ続けるよ」

さあっと男児の顔から色が消えた。

手が震えている。
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