この度、仮面夫婦の妊婦妻になりまして。【完】
座れ、と言われてローデリヒさんの隣に腰を下ろす。ポツリ、とローデリヒさんは後悔を滲ませた声で呟いた。
「前の貴女もアーベルに対して愛情深いと思っていたが、裏で子供を産む事に対して苦悩していたのかもしれないな……」
……ん?んんっ?
なんでそこでアーベルくんが出てくるの?
「あれ、アーベルくんのお母さんって……」
私の問いに訳が分からないといった顔をしたローデリヒさん。
「アーベルの母親はアリサ、貴女だが?」
「えっ……、えっ?!」
思わず大きな声が出て、慌ててバッと口を塞ぐ。ベッドの上のアーベルくんは起きてなかった。よかった……。
「あ、あれ?ローデリヒさん、前に『子供が出来るような心当たりは一度しかない』って……」
「アーベルが産まれてから、その……そういう関係になったのは一度しかないというだけで……。そして、アーベルの時も一度だけだったんだ……」
頬を掻きながら、気まずそうに目を逸らされる。やや頬が赤く染っているけれど、なんかもう私にとっては衝撃が大きすぎて開いた口が塞がらない。
「前の貴女もアーベルに対して愛情深いと思っていたが、裏で子供を産む事に対して苦悩していたのかもしれないな……」
……ん?んんっ?
なんでそこでアーベルくんが出てくるの?
「あれ、アーベルくんのお母さんって……」
私の問いに訳が分からないといった顔をしたローデリヒさん。
「アーベルの母親はアリサ、貴女だが?」
「えっ……、えっ?!」
思わず大きな声が出て、慌ててバッと口を塞ぐ。ベッドの上のアーベルくんは起きてなかった。よかった……。
「あ、あれ?ローデリヒさん、前に『子供が出来るような心当たりは一度しかない』って……」
「アーベルが産まれてから、その……そういう関係になったのは一度しかないというだけで……。そして、アーベルの時も一度だけだったんだ……」
頬を掻きながら、気まずそうに目を逸らされる。やや頬が赤く染っているけれど、なんかもう私にとっては衝撃が大きすぎて開いた口が塞がらない。