この度、仮面夫婦の妊婦妻になりまして。【完】
「熱くないか?!いつからだ?!」

「ああ……、なんかちょっと……、のぼせた感じがするんですよね……」


 ジギスムントを呼ぶから待っていろ、と再び立ち上がろうとするローデリヒ様の腰を両手でガッチリ捕まえる。


「な、……?!」

「居てください。傍に……」


 だってローデリヒ様の体温がひんやりとしてて、気持ちいいし。

 彼が何やら近くに居たらしいローちゃんに指示している声を聞きながら、「あれ?なんかあんまりひんやりとしてこなくなったな?」なんて呑気な事を思って――、

 寝た。



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「うーむ。どうやら知恵熱のようですな。記憶を取り戻した時に一時的にストレスが掛かったのでしょう。お腹の御子も無事で元気そうですぞ」

「そうか……よかった……」
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