ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
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昼休み、僕と東輝と小唄は、昼飯を外で食べるために昇降口に向かっていた。
尚は新垣と二人で、新垣が女子の友達と一緒のときだけ、尚も僕らと一緒だった。
今日は僕ら三人だけ。
靴箱を開けた僕はため息をついた。
「………」
「うわ、また入ってる」
「さすが想。……って、思いっきり顔にめんどくさいってあるんだけど、こいつ」
当然のように僕の顔は『面倒くさい』と言っているだろうな。自覚ある。
「呼び出し?」
「あー、うん……」
「想って全部振ってるけど、好かれて嫌な気するの?」
「するよ。全部が全部じゃないけど……」
重ねて、はあ、とため息が出る。
「なんかあったのか?」
東輝に問われて、白状することにした。
昼休み、僕と東輝と小唄は、昼飯を外で食べるために昇降口に向かっていた。
尚は新垣と二人で、新垣が女子の友達と一緒のときだけ、尚も僕らと一緒だった。
今日は僕ら三人だけ。
靴箱を開けた僕はため息をついた。
「………」
「うわ、また入ってる」
「さすが想。……って、思いっきり顔にめんどくさいってあるんだけど、こいつ」
当然のように僕の顔は『面倒くさい』と言っているだろうな。自覚ある。
「呼び出し?」
「あー、うん……」
「想って全部振ってるけど、好かれて嫌な気するの?」
「するよ。全部が全部じゃないけど……」
重ねて、はあ、とため息が出る。
「なんかあったのか?」
東輝に問われて、白状することにした。