ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
「な、なに、が?」
「美結とライバルやってるの。ずっと楽しくて、ずっとこのままでいたくて、美結のライバルも幼馴染も腐れ縁も、どれもなくしたくなくて――美結が特別だって前から知ってたのに、美結に告白なんてしたら、全部失いそうで怖くて……それだけでいようって思ってたんだよ」
「じゃ、じゃあ尚に言ってたのは……?」
「……中二の夏、美結が告白されてるの見ちゃったんだ」
「えっ? うそ、今まで黙ってたのっ?」
「うん、ごめん。……それから美結とそいつ、今までみたいに喋らなくなって、距離が出来たように見えて……美結に告白なんてしたら、今までの関係が崩れたら、美結と離れちゃうのかなって……それは俺が美結の幼馴染っていうくらいずっと一緒にいるからで、もしそいついみたいに、中学とか高校とかで出逢っていたら、ライバルや幼馴染の関係が壊れるの、恐れずに美結に告白出来ていたのかなって、……そこまで尚に話したから、俺が美結を好きだって気づかれてると思ってたんだけど……」
「………」
美結が顔を真赤にして停止していた。
「美結とライバルやってるの。ずっと楽しくて、ずっとこのままでいたくて、美結のライバルも幼馴染も腐れ縁も、どれもなくしたくなくて――美結が特別だって前から知ってたのに、美結に告白なんてしたら、全部失いそうで怖くて……それだけでいようって思ってたんだよ」
「じゃ、じゃあ尚に言ってたのは……?」
「……中二の夏、美結が告白されてるの見ちゃったんだ」
「えっ? うそ、今まで黙ってたのっ?」
「うん、ごめん。……それから美結とそいつ、今までみたいに喋らなくなって、距離が出来たように見えて……美結に告白なんてしたら、今までの関係が崩れたら、美結と離れちゃうのかなって……それは俺が美結の幼馴染っていうくらいずっと一緒にいるからで、もしそいついみたいに、中学とか高校とかで出逢っていたら、ライバルや幼馴染の関係が壊れるの、恐れずに美結に告白出来ていたのかなって、……そこまで尚に話したから、俺が美結を好きだって気づかれてると思ってたんだけど……」
「………」
美結が顔を真赤にして停止していた。