ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
美結が驚きの声をあげた。

勿論僕は知っていた。

僕らはなかなか気が合わないんだけど、美結大好きだけは一緒だったから。

「ごめん、美結、こいついつまでたってもバカで……」

「り、里宇ちゃん、私そろそろ帰るから大丈夫だよ……?」

びっくりが引かないらしい美結が恐る恐る言う。

僕は軽く息をついて立ち上がる。

「美結、大丈夫なら送って行く。バカと一緒にいると馬鹿になる」

「あたしも行く! 竹刀持ってく!」

「黙って受験勉強してろ。ああ、それから。兄は不甲斐無いけど告白したから」

僕が美結の手を取りながら言うと、バカは一瞬停止した。

それから目を見開いて、口も開く。

「え……想が?」

「おう」

「美結ちゃんに?」

「ほかに俺が惚れてんの誰がいんだよ」

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