ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】

「うん」

「でも昨日は想、ライバルだけで満足してる、とか言ってたじゃん? 急に好きって言いたくなったわけ?」

「……その辺りは伏せさせてください。幼馴染が長すぎて言えなかったってあたりで」

これを白状するのはメンタル的に辛すぎるので、勘弁してください。

二人に頭を下げた。

「距離近すぎ、仲好過ぎるとそういうのあるよなー」

「え、なに? 東輝もそういう側?」

東輝の感想に、小唄が食いついた。

「違うけど。んでも、想。おめでと、よかったじゃん」

「ん。ありがと」

「でもなー、想。俺らを放っておいたら友達なくすからなー、本気で」

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