ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
泣かせたくなかった。
僕は美結を泣かせるために美結の傍にいたんじゃない。
美結の傍を望んだんじゃない。
本当に、美結はいつ折れてもよかったのに……。
例え美結が折れていたとしても……僕は……。
「想、絶対に美結ちゃんを泣かすんじゃないぞ……! そんなことがあったらお父さんとお母さんがお前を泣かせるからな!」
「本当だわ。美結ちゃんみたいないい子があんたを好きになってくれるなんて二度とないわよ。美結ちゃん絶対に逃がすんじゃないわよ」
「わかってる」
……なんだろう、両親に呪いでもかけられている気分だ。