ど天然彼氏の可愛がり方。-六花の恋・外伝-【完】
母さんがうるっとしている。
うんうん、美結はほんと、いい子だよ。
いい子過ぎて本当に僕にはもったいなさ過ぎて……。
……僕が彼氏でいいのか、たまに不安になる。
「ですから、今後ともよろしくお願いしますっ」
勢いよく頭を下げる美結。
不安にはなる。でも、美結が僕の隣で見せてくれる笑顔は、ほんものだってわかっているつもりでもある。
美結の気落ちがほんものだってことを、美結は僕の隣でいつも教えてくれている。
だから僕は、美結の笑顔を護りたいって思っている。
尚に指摘されたこと、忘れたわけじゃない。
僕が美結を護りたい、なんて、確かに僕の思い上がりかもしれない。
美結が弱いわけない? 知ってるよ。美結は僕なんかよりも強いよ。
でも、それは泣きながら得た強さだと、告白のときに美結は言っていた。